中日・大野雄 同級生の楽天・田中将から刺激!「1試合でも早く自分に勝ちをつけたい」

今季もなかなか初白星がつかない中日・大野雄

中日・大野雄大投手(32)が日本球界で復帰登板を果たしたマー君から刺激を受け、4度目の先発となる次回登板で今季初勝利を狙う。

左腕は20日のDeNA戦(横浜)に向けて19日、ナゴヤ球場でキャッチボールやダッシュなどで調整。来日が遅れていたソト、オースティンが加わったベイ打線に「より強力になっていると思う。僕が抑えないと勝てない。長打を最大限に注意しないといけない。そんなに足が使える選手ではないので、シングル(単打)OKぐらいな気持ちで攻めていきたい」と意気込む。

同い年の楽天・田中将大投手(32)が米大リーグから日本球界に復帰。今季初登板となった17日の日本ハム戦での投球はバンテリンドームのロッカーで食い入るように見ていたという。

5回3失点で黒星を喫し、国内連勝が28でストップした田中将について「結果はともかく、緊急生放送があるぐらいみんなに注目されていて、大変やなと思ったけど。ワクワクしたし、1年通せばしっかり成績を残すと思う」「ホンマにすごい投手だと思うし、真っすぐは確かに上ずっていたけど、そこは投げていても微調整できるだろうし、そのうちピシャピシャ抑えるのでは」と称賛を続ける。

大野雄自身は昨季、開幕投手を務め、先発ローテで回りながら7試合目で初勝利となかなか勝ち星に恵まれなかった。それだけに「現状0勝2敗だし、自分に早く勝ちがつけばいい。去年は7試合目の初勝利で、そこからチームが乗っていったと自覚している。明日は4試合目の登板なので、1試合でも早く自分に勝ちをつけたい」と誓う。昨季の沢村賞男がマー君よりも早く今季初勝利を挙げ、チームのムードを乗せていきたいところだ。

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