英政府が欧州スーパーL参加のイングランド勢に外国人獲得禁止などの制裁を検討

ESL参加のビッグ6に制裁?(ロイター)

英デジタル・文化・メディア・スポーツ省のオリバー・ダウデン大臣(42)が欧州スーパーリーグ(ESL)に参加するイングランドの“ビッグ6”に対し、外国人選手の獲得を禁止する可能性を示唆した。

英紙「サン」は、ESL創設が発表されたことについて「(大臣の)オリバー・ダウデンは、ビッグクラブが新しいリーグの脅威から撤退しなかった場合、(外国人選手の)ビザを停止して追加の税金を科すかもしれない計画を検討している。彼ができることのすべてをすると(ビッグ6を)脅した」と報じた。

ダウデン氏は19日にイングランド・プレミアリーグ会長、イングランド協会(FA)会長、欧州サッカー連盟(UEFA)会長と会談。ESLについて「この動きは確かにゲームの精神に反しています」とし、外国人選手の入国を禁止する可能性に「必要に応じ、それらの権限を検討する」と語ったという。

さらに大臣は「離脱を目指すクラブを含め、多くのクラブは政府や納税者の支援から多大な恩恵を受けている。納税の義務と、それを免除しているかどうかを慎重に検討する必要がある」と、優遇されているクラブの税率見直しなどを示唆し「この動きを軌道に乗せないための幅広い制裁と措置を」と警告した。

ダウデン氏は「国技を守るために必要なことは何でもします。私は(ボリス・ジョンソン)首相と選択肢について話し合った。私たちは政府全体とサッカー当局とペースを合わせて取り組んでいる」と、今後も新リーグ阻止に取り組んでいくという。

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