今季4強のRマドリードらCL追放へ UEFAが23日に決定か

UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長(ロイター)

欧州スーパーリーグ(ESL)創設に合意したレアル・マドリード(スペイン)、マンチェスター・シティー、チェルシー(ともにイングランド)が今季の欧州チャンピオンズリーグから追放される可能性が出てきた。

欧州サッカー連盟(UEFA)はESL創設を表明した12クラブに対し「少数のクラブの私利私欲に基づいたプロジェクト」と猛反発し「ESLに参加するクラブは国内、欧州、世界の大会への出場が禁止され、所属選手は代表チームへの出場機会を失う可能性がある」と、厳しい処分を科す方針を発表した。

そんな中、英紙「デーリー・ミラー」は、今季のCL4強に勝ち上がったパリ・サンジェルマン(フランス)を除くRマドリードとチェルシー、マンチェスターCが「大会から追放される可能性がある」とし「UEFAの(執行委員で)デンマーク代表であるイェスパー・メラ氏は、パリSGだけが大会を維持しており、他の3つのチームに勝利を収めると信じている」と伝えている。

同紙によると、23日に開催されるUEFAの臨時委員会で正式決定する見通しとし、アレクサンデル・チェフェリン会長(53)が「私の意見では、UEFAのすべての大会で、できるだけ早く禁止されなければならないということです」とコメントしたという。

欧州CL準決勝では、Rマドリードとチェルシー、パリSGとマンチェスターCが対戦する。メラー氏は「(今シーズンの)チャンピオンズリーグのトーナメントをどのように終えるかを見つけなければならない」と3チームを追放した後の大会の取り扱いに言及していた。

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