F1スペインGPは2年連続の無観客開催へ。移動制限などの措置の緩和に見通し立たず

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 バルセロナ-カタロニア・サーキットで行われるF1第4戦スペインGPは、カタルーニャで新型コロナウイルスによる制限が延長されたため、またしてもグランドスタンドにファンを入れずに開催される予定だ。

 イベント主催者は、5月7〜9日開催の2021年F1世界選手権第4戦スペインGPのチケット販売を開始しており、限られた人数のレースファンたちを入場させて開催することを期待していた。

 しかしカタルーニャ保健当局は最近、新型コロナウイルスによる一連の制限を4月26日まで延長した。制限事項には国境の封鎖も含まれており、当局はサーキットに対し、現在の当地での公衆衛生上の状況を巡る不確実性を考慮すると、来月に一般に向けてサーキットを解放することはできないだろうと通知した。

 土曜日に発表されたサーキットの声明では、「バルセロナ−カタロニア・サーキットは、PROCICAT(カタルーニャ市民保護局)より、観客入場手順に定められた条件下でグランプリを開催することはできないと通知を受けた」と述べている。

「このような状況下では、5月7日、8日、9日の感染および安全状況によって措置のさらなる緩和が可能になるかどうか確実に予想することは不可能だ。措置には国レベルでの厳しい移動制限が含まれており、結果としてバリェス・ウリアンタル地域外からファンがレーストラックに来ることはできないだろう」

「さらに、カタルーニャ州政府の内務保健省からの連絡によると、グランプリ開催日が非常に近いことを考慮すると、疫学的状況や特に病院の状況は現在の手順の見直しや緩和を許せるものではないということだ」

「こうした状況を踏まえ、サーキット上層部はフォーミュラ・ワン・マネジメントに対し、F1アラムコ・グラン・プレミオ・デ・エスパーニャ2021は無観客で開催をすることを通告することにした」

 スペインGP主催者は、5月9日のイベントのチケット購入者には全額を返金すると述べた。

 これまでのところ、今後観客を入れる会場が出てくる兆候はない。シルバーストンでは、夏のイギリスGPにほぼ満員の観客を入れられるように、ファンにワクチンパスポートが発行されるよう働きかけているところだ。

2020年F1第6戦スペインGP スタートシーン