【アイスリボン】藤本つかさ〝地元パワー〟で闘志再点火「何度でも防衛したい」

V3戦に向け意気込む藤本つかさ(左)。右は春輝つくし

女子プロレス「アイスリボン」のICE×∞王者の藤本つかさ(37)が、この先も防衛ロードを歩み続ける。

春輝つくし(23)を迎えてのV3戦(24日、東京・後楽園ホール)に向けて、埼玉のアイスリボン道場で行われた20日の会見では「地元のパワーを吸収してパワーアップしてきた。またやりたい。そのためにはこのベルトが必要。何度でも防衛したい」。地元である宮城・利府町で18日に行われた大会を振り返りつつ必勝を期した。

同大会は新型コロナウイルス禍で1年延期となり、さらに2月の震度6強の地震による会場の破損があった中でも無事成功。大きな達成感を得たことで「当日も地震があって開催できるかなという感じだった。困難を乗り越えた大会だったから達成感があったが、やりつくした感があった」と燃え尽き症候群のような気持ちになったという。

だが「ドロップキッカーズ」の同志であり「ターニングポイントの時にはいつもそばにいた」と言うほど、思い入れの深い後輩との王座戦は新たなモチベーションとなった。「もしかしたらそんな私の気持ちに気づいていたのかも。『まだまだ引退させないぞ』と。(地元凱旋後の)私の気持ちに火をつけるために挑戦表明したのかな」

続けて「つくしには去年10月にはタッグマッチで頭突きをされて病院に行った。それくらい容赦のないところがいいところ。成長したつくしと新しい試合ができると思うと楽しみ。でも勝ちます」。まだまだ主役の座は譲るつもりはない。

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