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巨人のドラフト1位右腕・平内龍太投手(22)がスクランブル登板でプロデビューを飾った。
20日の阪神戦(東京ドーム)で巨人は先発・サンチェスが3被弾を喫し2回0/3で5失点KO。ここでバトンを引き継ぎ、急きょマウンドに上がったのが平内だった。
先頭サンズにフルスイングされた打球は左翼正面のライナー。次の佐藤輝との〝ドラ1対決〟は力が入ったのか、四球となった。
続く梅野の打席では佐藤輝の二盗を大城が阻止。梅野を二ゴロに仕留めた平内は味方が3点を返した後、4回も続投。先頭の中野からフォークでプロ初三振を奪うと、三者凡退で切り抜けた。
4回一死走者なしで右腕はプロ初打席に立ち、三ゴロ。5回も続投し2打席連続本塁打のマルテから空振り三振を奪うなど2イニング連続で猛虎打線を三者凡退に仕留めた。
ところが4イニング目となった6回、先頭サンズに右翼スタンドに6号ソロを浴び交代。3回0/3を投げ、40球1安打1四球2奪三振1失点でマウンドを降りた。
開幕ローテ争いに敗れた平内は二軍で先発を続けていたが、今月10日から中継ぎ調整。13日に一軍初昇格したものの先発が好投する形でチームは6連勝中という事情も重なり、登板機会に恵まれなかった。
虎のドラ1・佐藤輝らの活躍に刺激を受けていたという平内は「他の球団ではルーキーが結構出て活躍しているので、それに負けないようにというのもあった」と今や遅しと出番を待っていた。平内がプロの第一歩を踏み出した。