東京パラリンピックの採火式を2016年7月に入所者ら45人が殺傷された相模原市緑区の県立知的障害者施設「津久井やまゆり園」で行うとする市の方針に遺族らが反対していることを受け、本村賢太郎市長は20日の定例会見で「被害者家族や遺族に事前に相談しなかったことを心からおわびする」と陳謝した。
今後の対応については、被害者家族や遺族に意見を聞いた上で、「場所の変更を含めて再検討する」と述べた。
市は17日に開かれた同園の家族会の集まりで、市の方針について意見を寄せてもらう書類を配布。市の方針やこれまでの経緯を記した文書も合わせて配った。遺族にも県を通じて同様の書類を郵送した。
回答は任意で、無記名で返信できる。今月末をめどに返信してもらうようにする。