懸命に教訓引き継ぐ 口蹄疫発生確認11年

県の家畜防疫演習で、初動対応などを確認する職員ら=20日午前、県防災庁舎

 本県で牛や豚など29万7808頭が犠牲になった2010年の口蹄疫発生確認から、20日で11年を迎えた。県内自治体などでは防疫作業に当たった職員が減少し、住民の記憶の風化も進む中、関係者は懸命に教訓を引き継ぐ取り組みを継続。将来の畜産農家への教育にも注力し、「二度と発生させない」と危機意識の共有に努めている。

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