那覇空港PCR検査できず、採取後70人に返金 機械不調「不安だ」

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 那覇空港で唾液によるPCR検査が受けられる「那覇空港PCR検査プロジェクト」(NAPP)で、17日午後に検体を採取した70人について、検査会社の機械の不調で検査ができず、県が返金していたことが分かった。70人のうち、希望した人には再度、検体採取ができると勧めたというが、何人が再受検したかは20日時点で分かっていない。

 沖縄県観光振興課によると、NAPPでは1日100件程度の検査をしており、通常、午前中に検体を採取した分は当日中に結果を連絡し、午後に採取した分は翌日に伝えている。

 県は、18日以降も空港の検査場で検体採取は続け、19日からは別の会社に検査を委託している。ただ、結果連絡には従来より時間を要しているという。

 20日には那覇空港の検査場で「検査結果がいつ出るか分からない」と担当者に言われ、検査を取りやめた人もいた。

 那覇市在住の50代男性は、20日午後に東京出張から帰り、那覇空港で予約していたPCR検査を受けようとしたが「機械が壊れた影響で、結果がいつ出るか分からない」と言われ、検査を断念した。男性は自主的に外出を控えるなどしているが「不安だ。ほかにも検査をやめた人がいるのでは」と県の水際対策の在り方を疑問視した。

 県によると当初、委託していた会社の説明では21日から機械は復旧し、再稼働する見込みという。