神奈川・大磯港に交流施設「コネクト」開業 相模湾望むレストランも

 神奈川県大磯町大磯の大磯港にぎわい交流施設「「OISO CONNECT(オオイソ コネクト)」がこのほど、オープンした。地場の食材を扱う物産店やレストランがあり、町は観光客を呼び込む新たな拠点として期待する。

 大磯二宮漁業協同組合の施設を建て替えた同施設は、鉄筋コンクリート造り2階建てで、延べ床面積約千平方メートル。物産店では、地場の農産物や鮮魚が販売され、地元漁師らが目の前で生きた魚をさばく様子が見られる。レストランは相模湾を望む港の風景も楽しめる。

 町は、観光客を呼び込む新たな集客施設として約3億5千万円を投じて建設。県内で4カ所目となる港を中核としたまちづくりを進める国の事業「みなとオアシス」に登録された。観光客誘致と地場産品の販路拡大が期待され、初年度の売り上げ1億7千万円を目指す。

 横浜市戸塚区から友人と訪れた常盤洋子さん(66)は「レストランの眺めがすてきで、潮風が気持ち良い。また来たい」と満喫している様子だった。同施設の川島瑞樹支配人は「さらに品ぞろえを豊富にし、地場食材を使った新メニューを開発したい」と意気込んでいる。

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