センダイガールズ(仙女)の怪物ことワールド2冠王の橋本千紘(28)が元WWEスーパースターとの緊急特訓で〝究極のパワースラム〟を完成させた。
橋本は1994年からWWF(現WWE)で約2年間「白使」として活躍した仙女前社長の新崎人生(54=みちのく)の助言で「史上最高のパワースラム」の使い手と呼ばれた〝狂犬〟ことバズ・ソイヤーの同技習得に着手していた。
21日には新崎との合同特訓が実現。約3時間、直接指導を受けWWE仕込みのパワースラムの会得に取り組んだ。重要な点はスピード、タイミング、体の入れ方。さらには①カウンター②ロープに飛ばしての一撃③コーナー最上段から飛び込んできた相手を捕獲するなど、元祖ソイヤーの必殺パターンを学んだ。
「1から教えてもらいました。全然違った。速く遠くに投げることに重点を置いてましたが『巻き込んで下に叩き落せ。教えた3つを実践できた時、必ずフィニッシュ技になる』とアドバイスをいただきました。自信になりました!」と橋本は太い腕に力を込めた。
長与千種()率いるマーベラスとの対抗戦「GAEAISM」(日、大田区総合体育館)メインでは岩田美香()、Xと組んで桃野美桜()、門倉凛()、X組との対戦も決定。1日200本もパワースラムの打ち込みに明け暮れる怪物は「ガイアは一時代を築いた団体ですが時間は戻させない。メインは未来に向かって光を放つ試合にする!」と決意を新たにした。