預託金管理業務を手掛けていた野邊山観光(株)が破産

 野邊山観光(株)(TSR企業コード:292225172、法人番号:8100001008256、南佐久郡南牧村野辺山字矢出原217-1、設立1980(昭和55)年4月25日、資本金1250万円、代表取締役:横山紀枝氏)は4月16日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には三枝知央弁護士(さきくさ総合法律事務所、東京都中央区築地2-14-3、電話03-6260-6870)が選任された。
 負債総額は債権者2500名に対して約70億6000万円。

 八ヶ岳山麓の野辺山高原においてゴルフ場「野辺山高原カントリークラブ」を開設し、経営者交代にあわせてコース名を「清里アーリーバードゴルフクラブ」としてゴルフ場を運営していた。
 2009年頃にゴルフ場運営は別会社に移管、当社は預託金管理業務に転換していた。しかし、ゴルフ人口の減少、同業他社との競争による低価格化などから、以降は収入が減少し、業績は低調に推移。預託金返還請求に対して償還が困難な状況に陥り、その後も返済の見通しが立たず今回の措置となった。
 なお、ゴルフ場の運営は継続中で、今後も運営会社により継続される。[問い合わせ専用ダイヤル]03-6260-6885(受付時間:10:30〜15:00、平日のみ・4月26日から受付開始予定)。

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