舛添要一氏 緊急事態宣言で小池都知事の思惑に言及「バッハ会長の来日までに解除する」

舛添要一氏

元東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(72)が22日、ツイッターで、IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長来日をめぐる小池都知事の思惑について言及した。

東京都の要請を受け、政府は23日に緊急事態宣言を出す方針を固めた。現在、期間は決定していないが、4月25日~5月11日か16日までの方向で調整されているという。

舛添氏によれば、この期限に小池知事の思惑が見え隠れするという。最長でも16日までというのはIOCバッハ会長の来日が関係していると舛添氏は見ており「IOCのバッハ会長が5月17日に来日する。そのときに東京が緊急事態宣言下では、『東京に来ないで下さい』と小池都知事は言わなければならない。そこで、どうしても16日までには解除する」と指摘した。

バッハ会長の来日に合わせて解除すると分析した舛添氏。「すべては、そこから逆算して日程を決めるわけで、科学的データではなく五輪と政治が優先され、まだ失敗が続く」と悲観的な見解を示した。

バッハ会長は17日の広島県で行われる聖火リレーに合わせて来日し、東京五輪開催を世界に向けてアピールするものとみられている。

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