日本自動車工業会(自工会)は2021年4月22日(木)に開催された記者会見の場で、2021年秋に実施予定だった東京モーターショー2021について、正式に開催中止を発表した。
リアル開催にこだわり開催中止を判断
日本自動車工業会(自工会)は2021年4月22日(木)に開催された記者会見の場で、2021年秋に実施予定だった東京モーターショー2021について、正式に開催中止を発表した。
会見で自工会会長の豊田 章男氏は、『オンラインも併用した企画を検討したが、多くのお客様に、安全安心な環境でモビリティの魅力を体験いただけるメインプログラムの提供が難しいと判断し、開催中止を決定した』と説明した。
前回の東京モーターショー2019では会場を大きく拡大。従来にない多彩なモビリティ体験のプログラムなども用意した。結果、世界のモーターショーが来場者減に苦しむ中、130万人を超える来場者を集め成功を収めていた。
質疑応答で豊田会長は『日本のモビリティの魅力を伝えるためにも、前回同様にリアルでの開催をメインにこだわって考えており、オンライン開催や延期ではなく、中止という判断になった』と説明。
『次回はさらに進化した「東京モビリティショー」としてお届けしたい』と今後の開催に向けた抱負を述べた。