高輪築堤、JRは「破壊撤回を」

考古学協会会長がコメント

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「高輪築堤」の信号機跡(左)=4月9日、東京都港区

 日本で初めて開業した鉄道の遺構「高輪築堤」を巡り、JR東日本が一部を現地保存や移築保存し、大半は調査後に取り壊す方針を表明したことについて、日本考古学協会会長の辻秀人東北学院大教授は22日、「容認できない。決定撤回と抜本的な計画見直しを要望する」とのコメントを協会のウェブサイトで発表した。コメントは21日付。

 辻氏は、特に貴重とされる「第七橋梁」を現地保存することは「率直に評価したい」と表明。一方、築堤が長く連続して残る信号機跡周辺については「現地で一体的に保存することで価値が保たれる。移築保存して残りを破壊するとの決定に抗議する」とした。