レトロかわいい!インドのお弁当箱と映画撮影現場のロケ弁事情

インドのお弁当箱ってどんなの?

インドのお弁当箱の形状というと、このような3段ないしは4段のステンレスのお弁当箱を思い浮かべる方も多いかもしれません。

こちらももちろん現役で使われてはいるのですが、都会に住む私の友人や若い方に聞いたところ、最近はコンパクトなタッパーを使い、カバンに入れて持っていく人が多いとのこと。「このステンレスのお弁当箱はおばあちゃんが使っている」と言われてしまいました(笑)。

実際にお弁当箱売り場に行ってみると、確かにプラスチックのタッパータイプが多く売られていました。

しかし最近インドでもレトロブームなのか、昔懐かしいものをおしゃれにアレンジして売り出しているものも多く、カワイイ3段ステンレスのお弁当箱も売っていました!    

こんなふうにタッパーにおかずとごはんを入れて持ってきている人が多い

映画の撮影現場のロケ弁は?

日本のテレビ局や撮影現場ではおいしいロケ弁が定番ですよね! よく芸能人が選ぶロケ弁特集などがテレビでやっていて食べてみたいなぁなんて思ったりします。

一方、インドの映画やドラマの撮影現場ではお弁当ではなくブッフェが基本です。スタジオ撮影の場合は食堂がついていたりもしますが、以前ジャングルでのロケ撮影に同行した際、シェフも撮影クルーとして1ヶ月ほど一緒に旅をしていたのを見た時には驚きました。

どんな場所でもテントを張りブッフェ会場をぱっと作り上げてしまうインド映画の撮影現場に驚きです!

プレートを持ってブッフェを取りに行くスタッフたち。このテントの奥にブッフェが並んでいる
スタジオ撮影時のブッフェ。インド映画をよく観る人なら一度は目にしたことがある大手映画制作会社YRF(Yash Raj Films)のロゴがプレートとナプキンに印字されている

Text・写真提供:金田彩花(インドメディアコーディネーター)

Edited:小俣悦子(フリーランス編集・ライター)

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