欧州スーパーリーグ(ESL)を先導したスペイン1部レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長(74)が、撤退を表明したイングランド・プレミアリーグの6クラブに罰金を要求する方針を示唆した。
英紙「ミラー」が、スペインのラジオ局「カデナセール」の番組に出演したペレス会長の主張を報道。「まだ誰もESLから去ることに対する罰金を支払っていない。12の創設クラブすべてが同じ契約に署名している。彼らはまだ去っていない」との言葉を取り上げた。
同紙は「ペレスは以前から12クラブがすべて〝拘束力のある契約〟に署名したことを非常に明確にしている。これによりESLから撤退することができなくなる。大きな問題は、ESLから撤退したクラブが罰金を科せられるかどうかだ」と今後ペレス会長が撤退を決めたクラブに高額な違約金を請求する可能性を指摘した。
ペレス会長は21日に脱退を表明したスペイン1部アトレチコ・マドリードとイタリア1部ユベントス、ACミラン、インテルについては「まだ脱退していない」と主張しており、現時点で罰金を要求する対象はプレミア勢6クラブとなりそう。ESL問題はまだまだ混迷が続きそうだ。