ノアは22日、都内のホテルでGHCナショナル王座選手権(29日、名古屋国際会議場イベントホール)の調印式を実施。だが王者の〝野獣〟藤田和之(50)が、迎え撃つ同門「杉浦軍」の杉浦貴(50)と酒盛りを始めるカオスな展開となった。
18日後楽園大会での前哨対決で、王者の非情な頭部へのサッカーボールキック3連発で葬り去られた杉浦は「先日は意地張り合って負けてしまった。名古屋では必ず最後、俺がリングに立ってます」と必勝を期した。
これを受けた藤田は「すごい試合見せるから」と一言、決意を表明するや「オイ!ビール持ってこい!」とホテルの従業員を呼び込み、ジョッキ2杯を持ってこさせる。
困惑する杉浦をよそに腕をクロスさせると「乾杯!」と互いに一気飲み。さらにお代わりを要求し、再び2人で一気にジョッキを空けると、満足そうに席についた。
この前代未聞の行動について藤田は「特に遺恨もないし、お互いに手を合わせたいと思ってやるわけだから、こういうのもありかなと思ってね」と涼しい顔で3杯目をオーダー。
これに杉浦は「人の頭蹴飛ばしといて乾杯だよ?」と苦笑しつつ「ホステスは?」と、王者ともに完全な飲み会モードに突入。4杯目をホテル側にストップされると「今は早くしないとラストオーダー終わっちゃうよ」と2人で夜の街へと消えた。