【ノア】4・29名古屋GHC選手権調印式 王者・武藤が挑戦者・マサ北宮に余裕の発言

調印式で北宮(右)と並び合った王者・武藤

ノアは22日、GHCヘビー級王座選手権(29日、名古屋国際会議場イベントホール)の調印式を実施。王者・武藤敬司(58)が、迎え撃つマサ北宮(32)に対しリベンジを誓った。

18日後楽園大会での前哨対決で、王者の額を割った上で監獄固めでギブアップを奪った北宮は「これまで何度も挑戦して屈辱を味わってきた。名古屋でマサ北宮の信念、GHCヘビーへの執念を持って、武藤敬司をぶっ潰す。以上!」と力を込めた。

これに「ギブアップはしていない」と主張した上で、「マサ」の名を冠するのにふさわしいか〝査定〟すると宣言していた武藤は「戦いにはテーマがあった方が燃える。今回は『マサ斎藤』というキーワードがある。イズムを継承していいのか、本当のマサ北宮を見せて欲しい」と余裕の発言。

この余裕の裏には苦杯をなめさせられた前哨戦がある。「コロナのワクチンじゃないけど、1つの免疫ができた。(ワクチンと違って)2回打つ必要はないから、もう〝感染〟することはない」。
故マサ斎藤さんと生前深い親交があった武藤だが、シングル戦で戦ったことはないといい「そういう意味でも間接的に楽しみたい。(マサさんの)『Go For Broke』は『当たって砕けろ』でしょ?名古屋では砕かせていただきます」とV2に自信を見せた。

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