KANの名曲"愛は勝つ"誕生秘話「"Uptown Girl"に強い衝撃を受けた」

名曲「愛は勝つ」の裏に、あの名曲あり

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シンガーソングライターで、偉大なメロディメーカー・KANが、音楽シーンをウィットたっぷりに語り通すSTVラジオ『KANのロックボンソワ』。4月11日に終了したコンサートツアー「弾き語りばったり#30 First Class Distance」のステージ報告の中で、KAN自身のあの名曲「愛は勝つ」が生み出されるきっかけとなった1曲について語りました。

KAN:コンサートツアーでは、僕が最も影響を受けたアーティストのひとりであるビリー・ジョエルの曲をカバー演奏して、その曲を目標に作った自分の曲を並べて聴いてもらうということをやってきまして、今回は「Uptown Girl」をやりました。これは1983年、僕が1回目(?)の大学3年生の時の曲ですが、リアルタイムでレコード買って聴いて、もう本当に1回で好きになった曲ですけど、当然、コピーするんです。自分で弾いて歌えるようになりたいと。

KAN:コピーしていくうちに「やっぱり、もの凄いな、この曲」と思って。Aメロ・Bメロ・サビとかじゃなくて、全編サビくらいのインパクトがある太いメロディに、しかも曲の中でガンガン転調するんです。それが、メロディのインパクトが強いからか、全然、転調の違和感を感じさせない。

KAN:そのようなことが、ピアノを弾きながら、どのような転調がどう行われているかを説明して、これを目標にして自分が作った曲が「愛は勝つ」なんです。もう全編サビというくらいインパクトの強いメロディ、曲の中でガンガン転調するという考えで作った、という話を(コンサート会場で)しました。

このあと番組では、Billy Joel/Uptown Girl を掛けます。「Uptown Girl」も「愛は勝つ」も、みなさんご存じの曲と思いますが、言われてみると確かに「愛は勝つ」もいきなりサビから入り、曲の中で転調が繰り返されています。この2曲を並べて聴くと、それが良くわかり、楽しそうです。

KANのコンサートツアー「弾き語りばったり」は5月から有料配信が始まり、この話と「Uptown Girl」と「愛は勝つ」の弾き比べも聴けるかな…と思ったら、残念ながらこの部分は"大人の事情"でカットされるのだそう。どんな大人の事情なのかは、タイムフリーでお聴き下さい。

来週(24日24:00~)は、KANのデビュー34周年を記念して、秦基博がゲスト出演します。

STVラジオ『KANのロックボンソワ』(毎週土曜 24:00~25:00)

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KANのロックボンソワ

放送局:STVラジオ

放送日時:毎週土曜 24時00分~25時00分

出演者:KAN

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土曜の深夜、偉大なるメロディーメーカー・KANが音楽を語り尽くす1時間。それが『KANのロックボンソワ』です。

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