◆横浜DeNA0-1中日
開幕投手の意地を見せた。横浜DeNA・浜口が6回を投げて今季初の無失点。先発の役割を果たしてマウンドを降りた。
ここまで先発した4試合で、全て失点を許していた鬼門の初回。先頭大島の安打や四球などで2死満塁と嫌な雰囲気が漂ったが、前日本塁打の阿部からチェンジアップで空振り三振を奪って切り抜けると、その後は尻上がりに調子を上げた。
「ストレートの切れ、縦の落ち球が良かった」と自賛するように、低めの変化球がさえた。走者を背負いながら要所を締め、本塁を踏ませず。三浦監督も「立ち上がりで走者を出したけどよく踏ん張った。いいピッチングだった」と評価した。
ただ課題は残る。122球を要し、今季最多の6四球と荒れた。攻撃のリズムを生み出すことができず「この登板を前向きに捉え、次回登板に生かしていきたい」と背番号26。白星は遠いが、その輪郭は、はっきりとしてきたはずだ。