「天下のジャイアンツにはふさわしくない」巨人“タトゥー解禁”にOB伊原春樹氏は断固反対

入団の記念撮影を行った巨人・テームズ(左)。両腕のタトゥーも見えたが、原監督(中)は特に気にする様子もなかった

またしても巨人が「伝統」をぶっ壊す。第3次政権となった原巨人が、長らく禁止事項となっていたタトゥーをついに〝解禁〟するという。これまでのタブーにメスが入った格好だが、巨人OBで本紙専属評論家の伊原春樹氏からは「天下のジャイアンツがそれでいいのか」との声が噴出するなど、波紋が広がりそうだ。

【新・鬼の手帖】これも時代の流れなのだろうか。タトゥーはファッションだと思っている若い人たちには、それほど違和感はないのかもしれないが、我々のような古い世代の人間には、刺青は刺青。どうしても抵抗感がある。ましてや、あれだけ両腕びっしりあるとねえ…。かつて清原が両耳にダイヤのピアスをして試合に出たときのような、嫌な感じがしてしまう。やはり天下のジャイアンツにはふさわしくないし、容認してほしくなかった。

古い慣習を打ち破ろうという意図は感じられるものの、原監督も、それほど切羽詰まっているということなのだろうか。「刺青を認めないと、いい外国人選手を獲得できない」というのなら、それでいいじゃないか。個人的にはそういう伝統を守ってもらいたかった。

両腕に刺青がある以上、テームズにはどんなに暑くても長袖でプレーしてもらいたいし、私としては「断固反対!」とさせていただく。(本紙専属評論家)

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