待望の米WWEデビューを飾ったサレイ(25)が大注目を集めている。配信されたWWE・NXT大会では「ウォリアー・オブ・ザ・サン」(太陽の戦士)と紹介されて華やかに登場し、前NXT女子王者の紫雷イオ(30)に挑戦経験もあるゾーイ・スターク(27)と対戦。ミサイル弾、鎌固め、網打ち原爆など豊富な技で場内を沸かせ、最後はスピニングキックからの裏投げで完璧な3カウントを奪った。
試合後はリング四方に手を振って歓喜の笑顔を見せ、敗者もサレイを祝福した。だが花道を引き揚げるゾーイをトニー・ストーム(25)が襲撃。猛ダッシュで駆けつけたサレイはトニーと視殺戦を展開し、早くもトップ勢と遺恨が生じた。
また現地メディアによると、USAネットワークで放送された同大会は、今年のNXTで最多となる84万1000人の視聴者数を記録したという。
WWEの先輩、“海賊姫”カイリ・セイン(32)も「おめでとうございます! 私よりキャリアのあるサレイさんにアドバイスなんておこがましいですが…サレイさんにしかできないプロレスを思いっきり楽しんで表現されれば、ファンの方たちは背中を押してくれると思います」と本紙を通じてエールを送った。
サレイは「すごく楽しかった。ストロングスタイル、日本を背負ってしっかりと世界に刻みたいと思います。(目標は)NXT女子王者になること。最初からチャンピオンベルトしか見ていません」とコメント。目標まで一直線に突き進む。