サステナアワード2020レジェンド賞に「雪室推進プロジェクト」 雪国の知恵評価され受賞 環境への優しさPR

 食や農林に関わるサステナブル(持続可能な)な取り組みを分かりやすく紹介する動画を募集し、国内外へ広く発信する「サステナアワード2020」で、雪室推進プロジェクト(松木成徹代表)がつかう部門でレジェンド賞を受賞した。

 2030年のSDGs(持続可能な開発目標)達成を目指し、次世代も豊かに暮らせる未来を創るべく農林水産省、消費者庁、環境省連携で立ち上げられたあふの環2030プロジェクトの主催。「つくる責任・つかう責任」を踏まえ、食や農林水産業に関わる持続可能なサービス、商品を扱う地域、生産者、事業者の取り組みや、これらに賛同する消費者グループの取り組みを紹介する動画を、つくる・はこぶ・うる部門、つかう部門の二つで募集する。

 今回は全国から42点の応募があり、大賞など主要作品賞に16点、レジェンド賞に11点、ルーキー賞に7点が選ばれた。雪室推進プロジェクトの動画では、雪室の仕組みや雪下野菜収穫の様子、同プロジェクトが開発した商品やイベントなどを通じて、雪国ならではの知恵と環境に優しい雪室をPRしている。

 受賞を受けて松木代表は「コロナ禍で活動しづらい状況だが、コロナ後に向けて少しでも雪室を知ってもらえたらと思った」と思いを語り、「今までの活動を評価してもらえてうれしい。新しい雪室も完成し、新メンバーも増えてきた。今後も、新商品、新サービス開発に取り組み、雪室の魅力を伝えていきたい」と意欲を話した。

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