チャーリー・パーカーの未発表音源が多々詰まった『バード・イン・LA』がついに2枚組で7月にリリースが決定!

Photo Credit: William P. Gottlieb/Ira and Leonore S. Gershwin Fund Collection, Music Division, Library of Congress

昨年生誕100年を迎えたモダン・ジャズ創生者の一人/伝説のサックス奏者、チャーリー・パーカー。バードが主に活動したのは、生誕の地カンザスシティ、逝去したニューヨーク、そして短い人生の中で4度訪れたロサンゼルス。その中の3度のツアーの間に録音されており、これまで知られていなかった未発表音源、レアな音源をまとめた生誕100周年イヤーの最注目作品『バード・イン・LA』が7月21日にリリースされることが決定した。

1945年に伝説のクラブ、ビリー・バーグズ・サパー・クラブでディジー・ガレスピーと共演した「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」や「52丁目のテーマ」などが収録されている。また、1948年にシュライン・オーディトリアムで開催された〈ジャズ・アット・ザ・フィルハーモニック〉(※Jazz at the Philharmonicは1944年、のちにVerveレコードの創設者となったノーマン・グランツがスタートさせたジャズの一大興行)での、これまで知られていなかった3トラックも収録されている。さらに、最もファンが注目すべきは、1952年7月にアルタデナの牧場でアーティスト、ジレイヤ・ゾーシアンが開いた悪名高い「裸のパーティー」(Naked Party)の全録音が収録されていることで、録音エンジニアのダグ・ベンソンがこれらの録音を可能な限り忠実に復元したという。

本作品にはプロデューサーのジョン・バートンによる、これらの録音が行われた状況についての広範なエッセイと、バードがロサンゼルスに行ったときのめったに見られない写真が掲載されたブックレットも読みごたえ十分で、2CDと2LPは世界的にレコード・ストア・デイ商品としてRSDショップのみで限定リリースとなるが、日本ではUHQCD 2枚組で7月21日に全国のCDショップで販売される。

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