トラウト左肘死球で途中交代 明日の試合には出場可の見込み

日本時間4月23日、エンゼルスはアストロズ戦に2対8で敗れたが、この試合の4回表にマイク・トラウトが左肘に死球を受け、5回裏の守備からベンチへ退くというアクシデントがあった。エンゼルスはトラウトの状態について「左肘の打撲」と発表。試合後、トラウトは「状態は良くなっているよ。治療を受けて、明日の試合には出場できたらいいなと思っている」と話しており、現時点では明日の試合には出場できる見込みとなっている。

トラウトは4回表の第2打席でアストロズ先発のクリスチャン・ハビアーが投じた93.1マイル(約149.8キロ)のフォーシームを左肘に受けた。かなり痛がった様子を見せたトラウトだが、試合後には「肘あてのどこにも当たっていないような感じがしたけれど、映像を確認したら肘あてがとても役に立っていたことがわかった」とコメント。5回裏の守備からスコット・シェブラーとの交代でベンチへ退いたが、肘あてのおかげで重傷を回避することができたようだ。

5回表が終了した時点で0対7とアストロズに大量リードを許していたこともあり、ジョー・マドン監督はトラウトをベンチに下げ、治療に専念させることを選択。マドンはこの交代が故障の予防措置であったことを認めており、トラウトには「氷で冷やして明日に備えたらどうだ」と声を掛けたという。マドンは試合後、「ひと晩でどれくらい回復するかはわからないけれど、今のところ、彼は明日の試合でプレーできると思う」と語った。

MVP3度の実績を誇るトラウトは、今季ここまでチームの全17試合に出場して打率.393(56打数22安打)、5二塁打、6本塁打、12打点、出塁率.521、OPS1.325と絶好調。OPS.963の大谷翔平や同1.004のジャレッド・ウォルシュとともにエンゼルス打線を牽引している。好スタートを切りながらもここ最近は失速気味のエンゼルスにとって、トラウトが故障離脱するような事態になれば大ダメージは避けられなかっただけに、1試合を途中交代するだけの軽傷で済みそうなのは朗報と言えそうだ。

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