【ボクシング】比嘉大吾 24日初防衛戦 動き出した世界戦線に猛アピール「俺も食い込む!」

比嘉大吾

ボクシングのWBOアジアパシフィックバンタム級王者・比嘉大吾(25=Ambition)が世界戦線へ殴り込みを期した。

日本スーパーバンタム級5位の西田凌佑(24=六島)との初防衛戦(24日、沖縄コンベンションセンター)に向けた23日の前日計量はリミットの53・5キロでパス。その後、オンライン会見に応じ「しっかりリカバリーして、いい試合をしたい」と意気込みを語った。WBC世界フライ級王者時代の2018年2月以来、3年2か月ぶりの地元興行だが「雨ばかりで外にも出てない。『沖縄いいな』と感じるのは試合が終わった後になりそう」と勝利で地元凱旋に集まった観客を沸かせるつもりだ。

かねてWBO同級王者のジョンリール・カシメロ(31=フィリピン)との対戦を熱望するが、そのカシメロが8月に、WBC同級王者のノルディーヌ・ウーバーリ(34=フランス)も5月に試合が組まれ、そしてWBAスーパー&IBF同級王者の井上尚弥(28=大橋)も6月にIBF同級1位のマイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)との指名試合が濃厚となり同級の世界戦線が一気に動き出した。そんな中、比嘉は「そこに食い込みたいから目の前の試合をクリアする。KOで勝てればいい。全力出して倒し切りたい」とKO予告し、猛アピールを誓った。

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