「家族、生きるとは」問う 山口龍大朗(熊本市出身)が短編映画製作

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短編映画「人」の撮影に臨む主役の吉村界人と田中美里(山口監督提供)

 熊本市出身の映像クリエーターで映画プロデューサーの山口龍大朗(33)が、監督を務める短編映画「人」の自主製作に取り組んでいる。完成後は複数の海外映画祭に出品し、2022年の国内公開を目指す。

 同作は山口が友人と死別した経験を基に、若手実力派俳優の吉村界人らと企画。「家族とは」「生きるとは何か」を、身近に死を経験した人、いつか経験する全ての人に向けて問い掛ける。

 ストーリーは主人公の青年が不慮の事故で死ぬところから始まる。幽霊になった青年は、幽霊が見える母、数年前に死んだ父の幽霊と3人で数日間を過ごす。死後の世界や地獄の斬新な映像表現も見どころだ。

 吉村を主役に、田中美里らベテランが脇を固める。スタッフは県出身のカメラマン神戸千木[かんべちぎ]、ハリウッドで活躍するCGの大槻直貴ら。

 山口は「身近な人を亡くした経験は誰しもあると思うが、『どこかで見てくれている』と前向きな気持ちになれる作品。熊本の人たちにぜひ見ていただきたい」と話している。
 上映に向け、クラウドファンディング(https://financie.jp/users/hito/cards)で特典付きサポーターを募集中。5月10日まで。(三國隆昌)