ゴルフの「オーガスタナショナル女子アマ」で優勝した梶谷翼(17=滝川二高3年)が23日、母校で会見した。
松山英樹(29=LEXUS)が日本人初のメジャー制覇を達成した「マスターズ」と同じオーガスタナショナルGCで前週に開催された大会で、やはり日本人初の快挙を達成した梶谷は、帰国後の自主隔離などを経てこの日初めて登校。多くの在校生から祝福されたことに「うれしかったです」と笑顔を見せた。
一方でゴルフ部の仲間からの祝福メッセージは「3人か、そこらです」と衝撃の数字を打ち明けた。
梶谷は「他の部員からは嫌われているのかもしれないので」と説明したが、これはもちろん冗談。今どきの10代には珍しい「インスタ(グラム)はやってるけど、あとはやってません」というSNS消極派なため。
「自分がやりたいならやるけど、人がやっているからという理由ではやらない」との強い〝芯〟がある性格は、来春の高校卒業後に見据える米国進出時には大きな武器となりそうだ。
「オーガスタ~」の優勝で「全米女子オープン」と「全英女子オープン」のメジャー2大会の出場権を獲得したことには「予選通過をめざしたい」と意気込みを語る。
会見後には色紙に「世界一のプロゴルファー」としたためた。
来月は国内で「関西女子アマ」と「中京テレビ・ブリヂストン」にも出場予定。将来の目標に向かって、国内外で突っ走る。