医療非常事態宣言「来週中にも」 熊本市長、病床稼働率が上昇

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 熊本市の大西一史市長は23日、新型コロナウイルスの感染急拡大で、市内の病床稼働率が22日現在で36・0%に達し、「早ければ来週にも市の医療非常事態宣言の発令基準(50%)を超える恐れがある」と危機感を示した。

 市によると、15~21日の市内の新規感染確認は65人で、前週(18人)より47人増加。感染力が強いとされる変異株の感染疑い例も増えている。大西市長は23日の対策本部会議で「何としても宣言発令に至らないよう市民の協力で感染拡大を防ぎたい」と強調。「買い物は少人数・短時間で済ませ、会食も少人数で普段から一緒にいる人と行ってほしい」と、外出時の感染防止対策の徹底を呼び掛けた。

 市は、県内の感染リスクレベル(6段階)が最上位の「レベル5」(厳戒警報)に引き上げられたことを受け、高齢者が集う老人福祉センターや公民館などを24日から順次、休館する。

 26日から始まる熊本城天守閣内部の一般公開は県内在住者に限定して実施するが、29日~5月5日のイベント「天守閣復活祭」は中止する。(久保田尚之、河内正一郎)