楽天・涌井 勝ち星スルリ 開幕から5試合連続のHQSも勝ち負けつかず

楽天・涌井

楽天・涌井秀章投手(34)が、今季5度目の先発となった23日の西武戦(楽天生命)で7回2/3を8安打、2失点と好投。開幕から5試合連続のハイ・クオリティー・スタート(HQS=7回以上を自責点2以内)をマークするも、勝ち負けはつかなかった。

立ち上がりから威力のあるストレートがビシビシとコースに決まり、要所でスライダー、シンカーが冴えまくった。

そんな涌井はこの日も当たり前のように8回のマウンドに上がった。2―1と1点リードで迎えた勝負のイニング。先頭の栗山を左前打で出塁させた涌井は、続く愛斗、呉をフライアウトに仕留め二死を奪うも、6回に右中間適時二塁打を打たれているスパンジェンバーグには慎重になり四球。ここで代打・中村剛也と対峙した。

2ボールから3球目のシンカーをうまくすくわれ、左前に同点の適時打を打たれた涌井。119球の粘投も勝利目前でスルスルとその手から滑り落ちていった。

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