福原愛夫・江宏傑が離婚協議に応じたワケ 子供の「横浜大谷翔平」被害を危惧

夫の江が離婚を決意した理由は…

卓球女子で五輪2大会メダリストの福原愛さん(32)の夫で台湾の卓球選手の江宏傑(32)が、高雄裁判所に離婚を求めて訴えたことが23日に判明した。妻の不倫報道や自身のモラハラ報道にも、復縁を願っていた江が法廷闘争を選んだことで、台湾メディアは「開戦!」と大々的に報じた。江の突然の〝心変わり〟には養育権以外にも親としての切実な問題があった。

江は「小愛への愛情は出会った時から変わらない」と不変の愛を口にしていたが、ついに離婚へとかじを切った。台湾メディア「蘋果日報」は22日に江が高雄裁判所に出向いて離婚を申し立てたといち早く報じた。

子供の親権問題などが争点になるとみられる中、裁判所に離婚を訴えるという強い手段に出た理由について同メディアは、福原さんが話し合いに応じようとせず、自分への愛情が完全にないことを知った江が、我慢の限界に達したと分析した。さらに長女、長男のためにこれ以上騒動が長引かぬよう早期解決を望んだのでは、とみている。

台湾・中央通信社東京支局の楊明珠支局長も「やはり、お子さんたちを守る意味が大きいのではないでしょうか」と指摘する。2人の話題は騒動発覚後、台湾でも持ち切り。福原さんが横浜デートで夜を明かしたとされる年下既婚男性も、米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手似と言われたことで「横浜大谷翔平」というあだ名で有名に。バラエティー番組で「福原愛がもし妊娠したら、父親は『横浜大谷翔平?』」などという冗談も飛び交っているほどだ。

それだけに同支局長は「動画でもSNSでも情報を完全に消すことはできませんよね。お子さんたちが大きくなってお母さんについて悪く言われていることを知ったら、とても悲しむでしょう。江さんは子供のために、ずるずると問題を長引かせたくなかったのでは」。

福原さんの母・千代さんが台湾から日本に帰国する際には、空港で長女にまで容赦なくマイクを向けられ、江が長女の耳を手でふさぐ姿も見られた。やはり3歳と2歳という小さな子供へ影響を及ぼしたくないのは親心だろう。

ただ国際結婚における離婚は親権問題だけでなく財産分与など、手続きが煩雑で簡単ではない。「蘋果日報」は、弁護士の話として「台湾で訴訟が行われるなら、これまでの福原さんの報道を考えても、江が勝つ可能性が高い」と報じつつ「2人の戦いは簡単には終わらない」と長期化を予想した。

福原さんや江にとって平穏な日々の訪れは、まだ先のようだ。

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