【名古屋市長選】4期目を目指す現職に3名が挑む!ひがしの選挙公報ウォッチ

こんにちは、自称日本一意識低い政治ライターひがし(@misuzu_higashi)です。

4月25日にはたくさんの大型選挙の投開票が行われますが、名古屋市長選挙もそのひとつ。4期目を目指す現職・河村たかし氏にNPO法人理事長の押越清悦氏・元名古屋市議会議長の横井利明氏・新人で元会社員の太田敏充氏の新人3名が挑みます。

選挙ドットコムとしてはぜひ名古屋市民の皆様に投票所へ足を運んでいただきたい、どうせなら4名全員の考えていることを知ってから投票所に足を運んでほしい!ということで、候補者情報を知るのに一番手っ取り早い「選挙公報」をまとめてみました。

現職 河村たかし(かわむら・たかし)氏(72)

選挙公報

減税日本・河村たかし氏。キャラが濃いことで有名ですよね。「気さくな72歳」というキャッチコピーだけで全部伝わってくる。政策や記されている実績も地方色を存分に出したものが多く、名古屋を「ナゴヤ」とカタカナで書いているのが特徴的ですね。もちろん減税にも触れており、「日本1安い市長給与(県庁所在地)を貫く」「議員報酬も市民並みに」と身を切る改革を続けようとしています。

新人 押越清悦(おしこし・せいいち)氏(62)

選挙公報

東京都知事選にも立候補歴のある押越氏。名古屋から利益中心の社会構造を変える!という主張が大きく載っており、4名の中で唯一あいちトリエンナーレ問題にも触れています。現職の河村氏は大きく減税を打ち出していますが、押越氏も市長や議員のみならず公務員は減給10万円という政策を掲げており、こちらもどえりゃ~減税ですね。

電話でもコンタクトを取ることができたのですが、やはり選挙公報と同じく「利益中心の社会構造を名古屋市から抜本的に変えたいんだ」と力強く仰っていました。

新人 横井利明(よこい・としあき)氏(59)

選挙公報

激シンプル。わたしも仕事柄たくさんの選挙公報を読むのですが、いわゆる「有力候補」と呼ばれる方でここまでシンプルな選挙公報の方はなかなかいないです。推薦状況には選挙公報では一切触れられていませんが、自民党・立憲民主党・公明党・国民民主党の推薦、そして共産党愛知県委員会の支援を受けています。名古屋市議会議長を務めたということで議会からの信頼が厚いのでしょうか?ざっくりで具体的なことが分からないと不安だよ!という方向けに続きはwebでのQRコードも4つ載っています。

新人 太田敏光(おおた・としみつ)氏(72)

選挙公報

手書きです。ルーズリーフでしょうか。一瞬ギョッとしてしまいますが、「公約1~5」「資格」「検索(ワード)」「推薦」と内容はシンプルにまとまっています。5つの公約の中で目を引くのは「市民税減税中止」。減税を地域政党名にしてまで大きく打ち出している河村氏の逆をついてきていますね。

ちなみに連絡先が見つからず選挙管理委員会事務局に問い合わせたところ「(太田氏は)電話番号非公開なんです」と言われてしまいました。名古屋市の方は太田氏とお話できたらプレミア級の体験かも……!?

投開票日は4月25日!期日前投票は現在も実施中!

以上、実績ゴリ押しの河村氏、激しい言葉も使う押越氏、どシンプルで続きはwebで!な横井氏、手書きでほっこりの太田氏と4者全員それぞれのカラーが出まくっていた選挙公報でした。

名古屋市長選の投開票日は4月25日。期日前投票は現在も実施中です。新型コロナウイルス感染拡大防止のために選挙管理委員会事務局は期日前投票の活用を呼びかけています。ぜひ名古屋市民の方々はお近くの投票所に足を運んでください!

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