毎月25日は「ビシャゴ岩」まで登ろう 住民ら登山道を整備 赤穂

© 株式会社神戸新聞社

登山道などの整備を続ける住民らと新たな看板=赤穂市福浦

 兵庫県赤穂市福浦の住民らが、毎月25日を地元の巨石「ビシャゴ岩」への登山の日とし、遊歩道などの整備を続けている。巨石の下に新たな道を通し、岩の東にある三角点(標高312.8メートル)に行けるようにした。

 岩は岡山県との県境付近にある。ビシャゴはタカの仲間、ミサゴの地方名。捕まえた魚を岩の上で食べていたことが由来という。瀬戸内の島々を見渡せ、一帯の山々では国内最大級のカルデラ跡「赤穂コールドロン」の痕跡も見られる。

 住民らは、ビシャゴと登山口にある神社名、愛宕(あたご)の語尾から「5×5=25」の連想で登山の日を決めた。18日は同神社の春祭りに合わせ、赤穂大石神社の神職に依頼して安全を祈った。

 登山記録帳を入れたポストを置き、登山道の整備も進める。2月には草木を刈って三角点まで歩けるようにし、3月には岩を見上げられるよう、木を切って道を通した。ミミカキグサ生育地などの案内板や鳥の巣箱も設置。市もミサゴが山上を飛ぶ絵や三角点の方向を示す看板を立てるなど協力した。

 登山道を整備する宮本幸則(ゆきのり)さん(67)は「草木が生い茂り、三角点を見つけるのは大変だった。麓からも岩がよく見えるようにしたい」と話す。福浦正八幡宮前にある樹齢約400年の夫婦クスノキのPRも目指す。(坂本 勝)