「スーパーフォーミュラはF2よりも絶対速い」国内トップフォーミュラデビューのアレジが会見

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 4月24日、NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レースが行われている鈴鹿サーキットで、JRP(日本レースプロモーション)が主催するサタデーミーティングが行われ、今大会が全日本スーパーフォーミュラ選手権初参戦となるジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)が会見に参加。レースへの意気込みを語った。

 サタデーミーティングはJRPが主催する恒例のメディア向け会見だ。この日登場したアレジは、WEC世界耐久選手権の第1戦スパ6時間レースに参戦する中嶋一貴の代役としてスーパーフォーミュラに参戦するKuo VANTELIN TEAM TOM’S、36号車のステアリングを握る。アレジは今週末、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の第4~6戦にも登録されており、スーパーフォーミュラとのダブルエントリーとなる。

 会見に登場したアレジは、午前中に行われたフリー走行では「(3月のスーパーフォーミュラ合同)テストでステアリングを握っているから、初めてのサプライズじゃないから大丈夫だったよ」と流暢な日本語で答え、「でもテストのときより、いろいろ細かいことを習っているから少しずつステップアップしてる。だからステップバイステップで頑張っている」と語った。

 3月11~12日に鈴鹿サーキットで行われたテストでもアレジは2日間走行しているが、そのときと比べ、今回の“本戦”での感覚というのは違うものなのだろうか。

「やっぱり違うね。スーパーフォーミュラのセッション前に2輪が走行しているので、サーキットのコンデションが3月のテストとは違う。だからアダプテーション(適応)が本当に大切。今はフィーリングで運転しているから難しい」とアレジ。

 また、今週末はスーパーフォーミュラとスーパーフォーミュラ・ライツのダブルエントリーとなるアレジ。最初にその話を聞いたときは「うれしかった」とのことだが、肉体的な厳しさが気になるところだ。それでもアレジは「初めてレースウイークのなかでふたつの違うカテゴリーを走っているけれど、絶対新しいエクスペリエンス(経験)だと思う」と前向きに語り、体力面でも問題ないことを強調した。

「僕のフィジカルコンデションはOK。スーパーフォーミュラ・ライツのクルマは結構学習しているし、スーパーフォーミュラのクルマも今少しずつ学習している。僕は2年間FIA-F2を戦っていて、スーパーフォーミュラはF2よりも絶対速いけれど、そんなに差がないから大丈夫」

「でも、スーパーフォーミュラ・ライツとスーパーフォーミュラの差は結構大きい。だから最初はマシンに適応することが必要だけれども、すぐに慣れることができたよ」と順応性の高さをアピールした。

 会見後に行われるスーパーフォーミュラの予選での目標は「Q3に入りたい」と語ったアレジ。会見でも終始日本語で受け答えを行い、初めての国内トップフォーミュラレースを楽しんでいる様子を見せた。この後の予選で、21歳のルーキードライバーが何番手に入るのか注目したい。

2021スーパーフォーミュラ第2戦鈴鹿 会見に出席したジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)
2021スーパーフォーミュラ第2戦鈴鹿 会見に出席したジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)