西武の〝スパンジー・マジック〟が楽天・田中将大投手(32)のペースを乱した。
24日の楽天戦(楽天生命)は、初回に楽天が2点を挙げる展開でスタートした。
追う西武は3回、先頭の7番・スパンジェンバーグが4球目のワンバウンドのスライダー(判定はボール)が「左のスパイクに当たった」と主張し、辻監督がリクエストを要求。長い検証の結果、これが認められ死球で出塁したスパンジェンバーグは、前日23日の試合から5打席連続出塁をもぎ取った。
すると抜け目のない2年目助っ人は、田中将のモーションを計りながら続く呉の2球目に楽々と二盗に成功。呉の右前打で二塁から生還し、西武に反撃の号砲となる1点が入った。