お店よりおいしい?究極の"オリジナル海鮮丼”…1級フードアナリストが推す

今回のテーマは美味しい『おうち海鮮丼』です。コロナ禍でめっきり少なくなりましたが、道外のお友達が札幌に出張や旅行に来ると『海鮮丼』が食べたいという話になります。

そして大抵「札幌の人はこんなに美味しい海鮮丼が毎日食べれていいなぁ~」といわれます。…いやいや毎日食べないし、お店で食べる『海鮮丼』は高価で滅多に食べられないですよね。

そこで今回はコロナ禍でもあり、デパ地下や町の魚屋さんで賢く安く購入した海鮮食材で
美味しい海鮮丼を作っちゃいましょう。お店では無いような、お家で作るならではの海鮮丼メニューを紹介していきます。

デパ地下の閉店前にロックオン

豪華海鮮丼

≪豪華海鮮丼≫

お店で注文したら値段いくらになっちゃうんでしょう?

こんな豪華な海鮮丼も、百貨店閉店時間近く魚売場へ行くと刺身盛り合わせが半額でした。刺身5点盛り1,280円→640円と、刺身3点盛り880円→440円の2パック購入。

1,080円でネタは本まぐろ、真鯛、ズワイ蟹、帆立、ボタン海老、サーモン、真鯛、そしてバチマグロと豪華8点盛りの≪海鮮丼≫ができちゃいます。

海鮮丼のご飯は殺菌効果のある酢飯がベスト

寿司酢

さて、折角海鮮丼を作るなら、ご飯は酢飯にしたいものです。酢飯には脂肪燃焼効果もあり、また魚の生臭さを消してくれるだけではなく、殺菌効果や防腐作用もあることから、生ものを一緒に食べるには適しています。

でも酢飯作るのは面倒では?と思う方も多いのではないでしょうか。

実は酢飯は簡単に作れちゃいます。

一合のご飯に、お酢20ml・砂糖10g・塩5gを合わせて混ぜ溶かし、混ぜ合わせたら完成です。比率を4:2:1と覚えておくと良いです。

僕はこれに白出汁5ml加えたものを使っています。どうしても面倒な方は市販の寿司酢を購入してください。

白身魚の昆布〆

前日に用意しておいて、忙しい翌日にサッと作れるのが白身魚の昆布〆。

酒のアテにもオススメですし、2日間位寝かせても大丈夫です。

白身魚の昆布〆丼

≪海鮮丼 白身魚の昆布〆丼≫

これも正値の半額で購入した天然真鯛と天然平目をスライスしてから日本酒に浸し、塩を振ってから昆布に挟んで締めたものを寝かせたものを酢飯の上に並べます。

その上に、大葉の千切り、錦糸玉子、イクラ醤油漬けと山椒の実を散らしました。

自分好みにアレンジが楽しい勝手丼

海鮮勝手丼

≪海鮮勝手丼≫
これは町のお魚屋さんで購入した刺身のオチです。魚屋さんで、お刺身用の柵取りや、刺身盛りを作るとオチがでます。これを集めたものが安く売られていました。だから中身は正直ハツキリとは判りません。今回はバラ寿司のように勝手丼を作ってみました。

馴染みのお魚屋さんがあったら、お願いしておくのも賢い買い物かもしれません。

鮮度の見極めておいしくいただく

ネギトロ丼

≪ネギトロ丼≫

本当はマグロの皮目や骨の周りに付いた身を貝殻などで、こそげ取るのがベストですが、そうそう街中では購入する機会も少ないと思います。値引きされたマグロは消費期限間近で少々生臭い時があります。そんな時はマグロを叩き、ネギと合わせて更に叩いて≪ネギトロ丼≫にすると美味しく食べられます。

マグロホタテ丼

≪マグロホタテ丼≫

鮮度の良いマグロやホタテが購入できた場合は、やはりそのまま刺身にして、丼にして食べるのが良いですね。購入したものを食べる時期や鮮度で見極めて、海鮮丼にすることも大切です。

なかなかお目にかかれない「たこまんま」も立派な海鮮丼に

たこまんま

さて今回最後に紹介するのは少し珍しい、いわゆる珍味を使った海鮮丼を作ってみましょう。購入したのは≪たこまんま≫、これはヤナギダコの卵巣です。袋を破ると細長い白いイクラのようなものが出てきます。

たこまんま丼

≪たこまんま丼≫

醤油、日本酒、味醂、これに昆布や鰹節で採った出汁を合わせて煮きって冷やした汁に≪たこまんま≫を一晩以上漬け込んだものを丼にしました。
その上に山椒の実をのせていただくと、パンチが効いて飽きがこずに食べることができます。ぜひ、『おうち』ならではのオリジナル海鮮丼を作ってみてくださいネ。

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