イングランド・プレミアリーグのチェルシーが、欧州スーパーリーグ(ESL)参加判断を公式ホームページ(HP)に24日付で掲載した文書で懺悔(ざんげ)した。
チェルシーは同リーグの5クラブとともにESL参加を表明したが、ファンをはじめ英国政府や王室まで巻き込んだ反発を招いたため、イングランド勢はすぐに撤退を表明。そして、この日のオーナーを務めるローマン・アブラモビッチ氏らクラブ幹部の報告として謝罪文を公表した。
では、なぜ誤りであった決定を下してしまったのか。「ESLへの参加を共同で決定したのも、世界最高のクラブにすることを常に目指す野心からでした。私たちはこのような潜在的に重要なリーグでプレーする機会を逃したくありませんでした。英国や欧州のライバルに後れを取るリスクも避けたかったのです」と説明した。
一転して撤退した理由については「発表後に懸念が寄せられたため、クラブは一歩下がってサポーターの皆様の声に耳を傾け、お話を伺いました。その結果、非常に強い反対意見があったことを考慮して、当初の決定を見直し、このリーグに参加したくないと判断しました」とした。
今後に向けて「当クラブは、サポーターの皆様に対して常にオープンで透明性のある対応を心がけており、今後もこの姿勢を崩さず、これまでの信頼を回復するための行動をとっていきます。このように、当クラブは、今後、サポーターの皆様の声に耳を傾け、より良い関係を築いていくことを改めて約束します」と記した。