尼崎脱線事故、遺族が追悼行事

コロナ禍でも思い絶やさず

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ろうそくの火で浮かび上がる「2005.4・25 わすれない」の文字=24日夜、兵庫県尼崎市(代表撮影)

 乗客ら107人が死亡した尼崎JR脱線事故から25日で16年となるのを前に、兵庫県尼崎市の事故現場にある慰霊施設「祈りの杜」で24日、遺族らが約600本のろうそくをともし、犠牲者の鎮魂と再発防止を祈る追悼行事を開いた。新型コロナウイルス禍で例年よりも少ない人数での開催となったが、参加者は「事故を忘れてはならない」と思いを新たにした。

 感染急拡大を受け、兵庫県では25日から緊急事態宣言期間。同日午前に開催予定だったJR西日本の追悼慰霊式は昨年に続き2年連続で中止になった。遺族や負傷者らが集まる機会が失われる中、事故の記憶をいかに語り継ぐかが課題となっている。