長崎県代表候補の和牛生産者を応援 川棚町が激励金

山口町長(右端)から激励金を受け取る(右から)喜々津さん、横山さん、後瀬さん=川棚町役場

 長崎県の東彼川棚町は23日、2022年10月に鹿児島県で開催予定の「第12回全国和牛能力共進会」で、県代表候補に選ばれている町内生産者3人に激励金20万円をそれぞれ贈った。
 生産者は喜々津昭さん、後瀬祐利さん(花石牧場)、横山誠さん。共進会は、5年に1度、全国持ち回りで開かれる品評会で「和牛のオリンピック」とも呼ばれる。喜々津さんは12年に本県であった第10回共進会で最高賞に選ばれ、後瀬さんと横山さんは17年に宮城県であった第11回共進会でそれぞれ入賞した。
 県代表牛は、過去2年の販売成績上位15件の生産者が出品した計60頭から段階的な選抜により、最終的に7頭に絞る。5月以降に本格的な選考が始まる。
 山口文夫町長は「立派な牛を育てて日本一を目指してほしい」と激励金を手渡した。喜々津さんは「東彼3町は長崎和牛の中心地になってきた。レベルの高い戦いになる」と意気込みを語った。

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