【新型コロナ】川崎市のワクチン予約、アクセス集中しサイトつながらず 電話予約にも影響、一時「パンク状態」

アクセス集中を伝える川崎市のウェブサイト

 新型コロナウイルスの高齢者向けワクチン接種を巡り、川崎市は24日、75歳以上の約15万人を対象に予約をスタ-トさせた。柱のインターネット予約は申し込みが殺到し、開始直後からアクセスしにくい状況が続発。電話予約にも影響して一時「パンク状態」に陥った形で、初回の予約枠約3万4千回分は数日で埋まる見通しだ。

 市によると、受け付けを始めたのは5月10~30日の集団接種約1万4千回分と個別接種約2万回分。ウェブサイトは午前8時半に開始したところ予約が集中し、同36分にアクセスできない事象が発生した。電話による「予約コールセンター」もシステムを共有しており、つながりにくい状況が断続的に続いた。

 アクセス集中によるサーバー処理の負荷が高まったことが要因で、午後5時半ごろに改修が完了。初日の電話予約を終了した午後6時時点で約1万4千500件を受け付け、開始から10時間近くで予約枠の約4割が埋まったという。

 市は「多くの人が待っていたので、ある程度の混雑は予想していた」としながらも混乱を陳謝。「ワクチンが届き次第次の予約を受け付ける」とし、慌てないよう呼び掛けている。

© 株式会社神奈川新聞社