うるま市長選きょう投開票 拳突き「必勝」両陣営が打ち上げ式

 【うるま】25日投開票のうるま市長選に立候補している、ともに新人の中村正人さん(56)、照屋寛之さん(68)の両陣営は24日、同市内でそれぞれ打ち上げ式を開いた。両候補者は支持者と拳を突き合わせ、力強く当選を誓った。壇上の弁士もマスク姿で支持を訴えた。市政の継承か刷新か。コロナ禍を駆け抜けた7日間の選挙戦を締めくくった。

中村正人さん陣営「住みよいまち作る」
 中村正人さんの打ち上げ式は午後6時から、同市みどり町の選挙事務所前で開かれた。選挙カーに乗った中村さんが会場に到着すると、イメージカラーの緑の鉢巻きを締めて沿道を埋めた支持者らが「正人を市長にするぞ」と、市政継承に気勢を上げた。

 「正人」コールで迎えられた中村さん。支持者とグーでタッチし、「ありがとうね」と声を掛けた。壇上の弁士が「市長の後継にふさわしい」と応援を呼び掛けると、拍手で賛同する支持者に頭を下げた。

 中村さんが「住みよいまちを作り上げる。市のかじ取り役として頑張る」と力強く訴えると、拍手と声援が広がった。

 支持者らは「明日の午後8時まで頑張ろう」と決意を示した。

照屋寛之さん陣営「共に市を変えよう」
 照屋寛之さんの打ち上げ式は午後6時から、同市の安慶名交差点で開かれた。イメージカラーの黄色を身にまとい、交差点の四隅を埋めた支持者らは「新しいうるま市をつくろう」と気勢を上げた。

 声援に迎えられ、軽快な足取りで選挙カーを降りた照屋さん。支持者ら一人一人と拳を合わせ、壇上に上がった。弁士が「最後の力を貸してほしい」と声を張り上げるたびに拍手が鳴り、照屋さんは支持者に手を振った。

 照屋さんが「自信を持って公約を実現する。共にうるま市を変えよう」と力強く訴えると、拍手と歓声に包まれた。

 太鼓の音が鳴り響く中、支持者らは「投票箱が閉まるまで頑張ろう」と拳を突き上げた。

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