タティスJr.が今日も2発 ボンズに次ぐ史上2人目の快挙も達成

フェルナンド・タティスJr.(パドレス)が日本時間4月24日のドジャース戦に続いて同25日の同カードでも2本塁打を放った。2試合連続の複数本塁打は1972年のネイト・コルバート、1995年のケン・カミニティ、2001年のライアン・クレスコ、2007年のブライアン・ジャイルズに次ぐ球団史上5人目の快挙。また、ビジター球団の選手がドジャー・スタジアムで2試合連続の複数本塁打を記録するのは2002年4月2~3日(現地時間)のバリー・ボンズ(ジャイアンツ)に次ぐメジャー史上2人目の快挙となっている。

前日の試合でクレイトン・カーショウから2打席連続アーチを放ったタティスJr.は、今日の試合ではトレバー・バウアーと対戦。1回表の第1打席で左中間への5号先頭打者アーチを放ち、一塁ベースを回ったところで自軍ベンチに向かって片目を隠す仕草を見せた。これは今年のオープン戦でバウアーがパドレスを相手に片目をつぶって投球したことに対抗したものである。

3回表の第2打席では空振り三振に倒れたタティスJr.だが、2対2の同点で迎えた6回表の第3打席ではバウアーからセンターへの6号勝ち越しソロ。前日に続いて2試合連続の2本塁打となった。タティスJr.は現在22歳112日であり、2試合連続の複数本塁打を達成した選手としてはコディ・ベリンジャー(2017年:21歳335日)とジョージ・スコット(1966年:22歳44日)に次ぐ史上3番目の年少記録となっている。

また、同一シーズンにサイ・ヤング賞経験者を相手に1試合複数本塁打を複数回マークしたのは1966年のフェリペ・アルー(バーン・ロウとサンディ・コーファックス)、1980年のゴーマン・トーマス(ジム・パーマーとロン・ギドリー)、1982年のロビン・ヨーント(ゲイロード・ペリーとパーマー)、1997年のケン・グリフィーJr.(デービッド・コーンとロジャー・クレメンス)、2018年のマニー・マチャド(CCサバシアとコリー・クルーバー)に次ぐ史上6人目の快挙。ただし、2試合連続はタティスJr.が唯一である。また、1シーズンで3度マークした選手はいないため、タティスJr.は今季、メジャー新記録を達成するチャンスがありそうだ。

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