【写真アーカイブ鹿児島】1964東京五輪 聖火リレー(1)到着

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東京五輪の聖火が鹿児島に到着。点火されたトーチを寺園勝志知事から受け取り高く掲げる第1走者の高橋律子さん=1964年9月9日、鹿児島市郡元町(鴨池新町)の鹿児島空港(鴨池空港)

 南日本新聞社が撮影した写真で、57年前の東京五輪聖火リレーを振り返ります。第1回は「到着」。

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 1964(昭和39)年の東京五輪は10月10日に開幕した。ギリシャで採火された聖火のリレーは開幕の約1カ月前、本土復帰前の沖縄からスタート。鹿児島、宮崎、北海道へ伝えられ、この3カ所を起点に列島を駆け巡った。

 沖縄を飛び立った国産機のYS11「聖火号」は9月9日朝、当時まだ鹿児島市の鴨池にあった鹿児島空港に着陸。南日本新聞夕刊1面は「聖火 しっかりと県民の手に/本土コースへ第一歩」の大見出しで伝えた。「十九年前、鹿屋、知覧とともに最後の特攻基地として戦火にあった鹿児島空港は、いま民族の“平和の火”をがっちりと受けとめたのだ」とのくだりもある。

 聖火は空港から当時山下町にあった鹿児島県庁に到着し、知事室に安置された。翌10日朝に県庁を出発した聖火は列島を北上した。

寺園知事の先導で聖火灯が到着。後方のYS11の機体には五輪マークと「聖火空輸特別機」の文字が見える=1964年9月9日
東京へ第一歩を踏み出した聖火。国内第1走者の高橋律子さんら=1964年9月9日