Jリーグクラブ在籍時の暴力騒動により市民団体が解雇を要求している韓国2部・忠南牙山のMF道渕諒平(26)の去就問題が新たな局面を迎えた。
昨年10月にJ1仙台を解雇された後、2月に忠南牙山へ加入。すると同チームが市民クラブであることから、約50の地元市民団体が犯罪歴のある道渕のプレーを「公益性に反する」として即時解雇を要求して抗議活動を続けていた。これに対してクラブ側は今月8日にイ・ウンジョン社長が今後放出する方針を約束したが、不当解雇で訴えられる可能性や違約金の発生を懸念して方針を撤回。市民団体のさらなる反発を受けていた。
そんな中、韓国紙「東洋日報」は「牙山市は諒平選手を6月にまでに退団させ、イ・ウンジョン社長も辞任することにしたと発表した」と報じた。これにより、市民団体は2月22日から続けてきた抗議活動を2か月ぶりに中断し、約束が守られるまで推移を見守っていくという。今後は騒動の渦中も公式戦に出場していた道渕の反応も注目される。