東京都内で酒類を提供する飲食店への休業要請が出され、神奈川県内でも28日からのまん延防止等重点措置の対象区域拡大と酒類提供の「終日停止」要請が決まった。
県内の飲食店街は怒りと困惑、不満の声であふれた。
県内屈指の飲み屋街、横浜・野毛では日中から酔客が行き交った。
同市鶴見区から知人女性と訪れた自営業の男性(48)は「店が早く閉まるから、早くから飲み始めないと…」と赤ら顔で話した。
3度目の緊急事態宣言が県内でも発出されたら出歩くのは控えようと考えるが、「だから今のうちにと、今日は昼から飲んでいる」。女性も「楽しみにしていた都内のイベントが中止になり野毛に来た。結局はこうなるよね」と居酒屋が軒を連ねる通りを見渡した。
路面店でジョッキを傾けていた都内の男性会社員(38)は「みんな不満を感じている。飲食店もつぶれているし」と憤る。
東京都による午後8時以降の消灯呼び掛けも「計画もないのに、やり過ぎ」と酷評した。