【全日本・CC】ジェイク・リーが前年度覇者のゼウスに完勝 4勝目で首位タイ守る

ゼウスの後頭部を蹴り上げるジェイク・リー

全日本プロレス春の祭典「チャンピオン・カーニバル」は25日、新型コロナウイルス感染拡大による4都府県への非常事態宣言の発令を受けて無観客で4試合が行われ、ジェイク・リー(32)が前年度覇者のゼウス(40)に勝利し4勝目(2敗)を上げて首位タイを守った。

試合は序盤からゼウスのパワーに押し込まれる展開。弓矢固めやエルボーなどで腰を攻められ苦しんだ。しかしベアハッグをフロントネックロックで切り返したところでペースを握り返すことに成功。強烈なヒザ蹴りで追い込むと、最後は「ハッハー」と笑ってからのD4C(垂直落下式ブレーンバスター)で3カウントを奪った。

昨年のCC公式戦で敗れた相手に完勝のジェイクは「俺は忘れてねえ、負けたことを…。今日は、俺の価値だな」。前年度覇者にリベンジを果たし「流れは来るものじゃない。こっちに引き寄せればいいんだ。勝った奴が正義なんだ」と、不気味に話した。

また残る公式戦3試合は芦野祥太郎が大谷晋二郎に、佐藤耕平が石川修司に、宮原健斗が諏訪魔にそれぞれ勝利。芦野は3勝3敗の勝ち点6、耕平と宮原は4勝2敗の勝ち点8とした。

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