小柳ルミ子 芸能界引退を撤回させた志村けんさん、桑田圭祐に感謝「ずっと心の中に」

小柳ルミ子

芸能界引退撤回を決意した裏に2人の男の存在があった! 歌手の小柳ルミ子(68)が25日、都内で〝歌手デビュー50周年記念シングル「深夜零時、乱れ心」新曲発表パフォーマンスを行った。

7月2日に69歳になる小柳は「本領発揮! エロック!」をテーマに圧巻のパーフォーマンを披露。報道陣から賞賛の声が上がると「うれしい。泣いちゃいそうです。ごめんなさい…。最近、涙もろくなっちゃって」と涙を流した。

この涙には深い意味があった。昨年、新型コロナの影響を受け半年間、仕事を失った。

「でも、テレビに出てる人はいる。ああ、もう私はポジションがないんだなと思った。何の迷いもなく潮時だなと。それで久しぶりに入った(生放送の)ラジオの仕事で『引退します』って言ったんです」

そんな小柳を翻意させたのがサザンオールスターズの桑田圭祐だった。

「日本の宝である桑田さんが私のことをホメてくださった。『歌がうまい。ダンスがうまい。芝居がうまい。エロい。脱げる』と具体的に分析して、(記事に)書いてくださったんです。もうひと頑張りしてみようという気持ちにさせてくれた。桑田さんのおかげです」と感謝の言葉を述べた。

さらに昨年、コロナのために亡くなった志村けんさんにも思いをはせた。

「このコロナ禍にこそ居てほしい人ですよね。本当にあの人の笑いで、みんなが一時でもコロナのつらさを忘れられる。そんな存在でしたから。未だにちょっと信じられないんです。そんな悲しいことがあったのにフラフラ出歩いてる人たちを見ると悲しいです」と訴えた。

さらに「私なんかは50年、けんちゃんとは友達できましたから。ずっといますね、心の中に。まだまだ彼らの分までがんばないといけない。天国からエネルギーいただいて頑張りたいと思います」と決意を新たにした。

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