レンジャーズ・有原が自己最短の2回降板 5失点で2敗目

2回5失点で降板した有原(ロイター=USA TODAY)

レンジャーズの有原航平投手(28)は25日(日本時間26日)に敵地シカゴで行われたホワイトソックス戦に先発し、メジャー自己最短の2回5失点で“KO”され、2敗目(2勝)を喫した。1本塁打を含む6安打、4四球の大乱調。打者15人に70球投げた。防御率4・03。チームは4―8で敗れ、3連敗となった。

初回、先頭打者を四球で歩かせるも次打者は三直併殺。しかし、3番モンカダに四球を与えると4番アブレイユにカウント1―1からの3球目、内角低めのカットボールを左翼席に運ばれた。さらに連続四球に安打で二死満塁。8番ガルシアを右飛に打ち取り、大量失点は免れた。ホワイトソックス打線に低めの変化球に手を出してもらえず、審判の判定も厳しく、この回だけで40球を要した。

味方打線が1点を返してくれた2回、しっかり抑えたいところだったが、先頭マドリンガルに右前打され、さらに右翼手の失策もからみ無死二塁。1番アンダーソンの左翼線二塁打で3点目を失い、2番イートンの中越え三塁打でさらに1失点。一死後、4番アブレイユに右翼へ犠飛を打たれ、1―5となった。5番メルセデスに遊撃内野安打されるも、6番ロベルトを中飛に仕留め、この回を終えたが、ここで降板となった。気温6度台という想定外の寒さの影響もあっただろうが、5失点、4四球はともにメジャー自己ワーストだ。

有原の生命線である低めの変化球を見逃されると投球は苦しくなる。他球団も同様の対応を取ってくるだろう。乗り越えるしかない。

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