エンゼルス連敗ストップ 大谷が8回表に7号決勝アーチ

【エンゼルス4-2アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

エンゼルスは2対2の同点に追い付かれた直後の8回表に大谷翔平がセンター右への7号勝ち越しソロを放ち、4対2で勝利。連敗を4でストップし、勝率5割に復帰した。大谷はこの一発でロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)らと並び本塁打数メジャー1位タイに浮上。今季はまだ19試合、81打席しかプレーしていないが、早くも昨季の本塁打数に並んだ(昨季は44試合、175打席)。

8回表の先頭打者として迎えたこの日の第4打席、大谷がアストロズ2番手のルイス・ガルシアが投じた92.5マイル(約148.9キロ)のフォーシームを捉えると、打球はセンター右への7号勝ち越しソロとなった。「変化球が来ると思っていたのでちょっとビックリしたけど、いい感じで上がってくれた」と手応え十分の一発。スタットキャストの計測によると、初速は107.1マイル(約172.4キロ)、飛距離は440フィート(約134.1メートル)で、440フィート以上の本塁打は今季2本目。これを上回るのは同僚のマイク・トラウト(3本)だけである。

エンゼルスは9回表にアンソニー・ベンブームのタイムリーでさらに1点を追加し、9回裏をクローザーのライセル・イグレシアスが打者3人で抑えて4対2で逃げ切り。大谷は見逃し三振、サードゴロ、センターフライ、7号ソロ、空振り三振で5打数1安打1打点(打率.286、OPS.983)だったが、間違いなく勝利の立役者だった。明日は今季3度目の先発登板予定。ジョー・マドン監督によると、大谷は打席に立つことを望んでおり、今季2度目の「2番・投手」が検討されているようだ。

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